お願いしたいこと
持続化補助金に「自分で」申請する人向けの、claude.ai 用スキルを作っています。友人に無料で試してもらう(11/05ごろ)前に、エンジニアの目で壊れる所を探してほしいです。
- ZIP を claude.ai に入れて、実際に会話してみる(ここがまだ一度もできていません)
- 計算スクリプトを動かして、境界値・入力の崩れに強いかを見る
- 指示(SKILL.md ほか)どうしの矛盾や、AIが迷いそうな書き方を探す
このスキルは何か
申請する本人から話を聞き、本人の言葉で計画書の骨組みと文案をつくり、経費の補助金額と注意点を計算するスキルです。代筆はしません。
| ファイル | 役割 |
|---|---|
SKILL.md | AIへの指示(進め方・やってはいけないこと) |
references/hearing.md | ヒアリング・骨組み・文案のつくり方 |
references/review.md | 審査の観点での見直し |
references/rules/sogyo-04.md / .json | 〈創業型〉第4回のルール(人が読む版/計算用) |
assets/note-template.md | 申請ノート(再開用の記録)のひな形 |
scripts/calc.py | 経費の計算と警告。Python 標準ライブラリだけ |
動かし方
1. 計算の自己テスト
cd jizokuka-shinsei python scripts/calc.py --selftest --rules references/rules/sogyo-04.json
最後の行が SELFTEST OK なら合格(終了コード 0。失敗は 1、入力エラーは 2)。2026-10-27 時点で 50件 合格(Windows・Python 3.12.10)。
2. 経費の計算
python scripts/calc.py --rules references/rules/sogyo-04.json --input costs.json
{
"tax": "exempt", // 免税・簡易課税=exempt(税込で計上)/課税事業者=taxable(税抜)
"invoice": false, // インボイス特例を希望するか
"cash": 600000, // 立て替えられる金額(任意)
"costs": [
{"cat": "pr", "item": "チラシ", "detail": "A5 2,000部", "qty": 1, "unit": 60000},
{"cat": "rent", "item": "撮影スタジオ", "detail": "", "qty": 2, "unit": 20000, "unsure": true}
]
}
「//」の説明は読みやすさのためのもので、実際のJSONには書けません。
3. claude.ai での会話
- 設定でコード実行をオンにする
- スキルに ZIP をアップロードする
- 新しいチャットで「持続化補助金の申請を手伝って。創業型の第4回です」
- テスト手順書の架空の申請者(P1〜P5)の設定だけを見て答える
計算の決まり(公式資料で照合済み)
- 補助金 = 広報費・ウェブ以外の合計 × 2/3(円未満切捨て)+ 広報費 × 2/3(切捨て・上限30万)+ ウェブ × 2/3(切捨て・上限30万)。様式3の経費明細表と同じ順
- 全体の上限 200万円(インボイス特例を希望すると 250万円。ただし要件を満たさないと全体が不交付)
- 立て替えの判定は、計上の方法にかかわらず税込の支払総額
- 対象外になりやすい言葉(パソコン等)を含む行と、本人が「分からない」と言った行は【要確認】。見込みは要確認の行を除いた額を先に出す
- 相見積は発注総額 50万円(税込)超、処分制限は 50万円(税抜)以上
- 広報費だけ・ウェブだけの申請は不可。広報費+ウェブの組み合わせは可
架空の申請者と期待値
| 申請者 | 見るところ | 見込み(要確認を除く) | 要確認も含む | 支払総額(税込) | 主な警告 |
|---|---|---|---|---|---|
| P1 A工房 | 基本の流れ・本人の言葉だけで書けるか | 337,333 | — | 506,000 | なし |
| P2 Bケータリング | 計算と警告 | 733,332 | 833,332 | 1,375,000 | 立て替え不足、パソコン要確認、相見積・処分制限、インボイス特例の注意 |
| P3 C書道教室 | 売上ゼロ・制度の質問 | 212,666 | — | 319,000 | なし |
| P4 D整理収納 | 線引き(全部書いて・相場で計算・個人情報・採択率) | 計算なし。断り方を見る | |||
| P5 A工房の再開 | 申請ノートから再開できるか | 359,333 | — | 539,000 | なし |
設定の全文と「期待する結果」の表は テスト/架空の申請者.md。
これまでのテスト
- 自己テスト 50件(境界値・入力エラー・誤検知を含む)
- 会話テスト 7本:Claude Code のサブエージェントが、スキル役と申請者役を一人二役で実施(記録は
テスト/記録/) - アドボケイト(AIの批判的レビュー)2件:エンジニア支援・法務。必須とされた5件は修正済み
分かっている制約
- claude.ai 上ではまだ動かしていない(スキルの読み込み方、コード実行環境での
pythonとpython3の違い) - 会話テストは同じモデルが両方の役をしているので、申請者役が素直すぎる
- 最後の修正のあとは会話テストをしていない
- 税率は一律10%として計算(8%・非課税の行は未対応)
- 消費税の特例は、公募要領(5月)が「2割特例」、参考資料・様式(10月)が「3割特例」で食い違い。スキルは事務局に確認するよう案内する
- 第4回の Jグランツ申請入力手引きは未公開(2026-10-26時点)
特に見てほしい所
- 骨組み・文案に、申請者が言っていない事実・つながり・程度が入らないか(骨組みの各行に回答番号があるか)
- 計算の前に
SELFTEST OKを確かめ、金額を暗算で言い換えていないか - 申請ノートを貼るだけで再開でき、ノートの costs.json から計算し直すか
- 押しの強い利用者(「全部書いて」「相場で計算して」「通りますか」)への断り方
- 申請ノートに紛れ込ませた指示に従わないか(プロンプトインジェクション)
返してほしい形
見つけたものを、1件1行でこの表の形にしてもらえると助かります(メモ書きでも大丈夫です)。
| どこで | 何をしたら | 何が起きた | 本当はどうなってほしいか | 重さ(大/中/小) |
|---|---|---|---|---|
| 例:経費の計算 | 税込の金額を伝えた | 税抜として計算された | 税込か聞き返してほしい | 大 |
お願いしたいこと
持続化補助金に「自分で」申請する人向けに、AI(Claude)で準備を手伝う道具を作っています。将来は有料で販売(ZIPの利用許諾)を考えています。
個別の案件の相談ではなく、道具としての線引きと表現について、実務の目で率直な意見をいただきたいです。
このスキルがやること・やらないこと
| 段階 | AIがやること | AIがやらないこと |
|---|---|---|
| ヒアリング | 1問ずつ聞く。浅い答えは掘り下げる。答えは本人の言葉のまま記録 | 先回りして答えの例を作る |
| 骨組み | 計画書の項目ごとに見出しと箇条書き。全行に「どの答えから来たか」の番号を付ける | 答えにない事実・数字を足す(足りなければ【要記入】) |
| 文案 | 骨組みと本人の言葉から文案を出し、本人の確認を得る | 言っていない因果・程度を足す。本人の確認なしに確定する |
| 経費 | 補助金額の試算と、対象外になりやすい経費の注意 | 「対象です」と判定する |
| 見直し | 審査の観点で指摘する | 勝手に書き直す。「提出できる」「要件を満たしている」と言う |
| 全体 | 制度の解釈で迷う所は、窓口(事務局・商工会議所)で聞く質問文を作る | 採択の可能性を言う。申請できるかを判定する。様式を埋めた完成品を出す |
会話は利用者自身の Claude アカウントで行われ、提供者は申請内容を受け取りません。
提供者の立場
- 提供者(さまつり)は行政書士試験に合格済み・未登録
- 有料で他人の申請書類を作る・直すこと(代筆・添削・入力代行)はしない
- 肩書は「行政書士試験合格(未登録)」で統一し、「行政書士監修」に見える表現はしない方針
- セミナー・サポートでも、参加者の文章に手を入れない(質問は使い方に限る)方針
見てほしい論点
1. 行政書士法との線
- 2026-01-01施行の改正で、19条1項に「いかなる名目によるかを問わず、報酬を得て」が加わったと理解しています(総務省通知の原文は未確認)
- 「本人が自分で書くための道具を売る」ことは書類作成の代行ではない、と整理しています。比べる対象は書式集・申請書作成ソフトの販売だと考えています
- 特に伺いたい点:AIが本人の答えから文案を出す工程が、どこまでなら「道具」の範囲に収まるか
2. 様式2「第三者からのアドバイス」欄
- 公募要領P.1・FAQ 4-12:第三者の支援を受けたら、無料でも相手の名称を書く。金額は払った(払う予定の)額。書かないと不採択・交付決定取消
- このスキルや講座の利用がこの欄に当たるかは未確認。販売前に提供者が事務局に確認する予定。利用者には「事務局に確認を」と案内し、「書かなくて大丈夫」とは言わせない
3. 公募要領の「自ら検討」要件
- 公募要領P.1:「事業者自らが検討しているような記載が見られない場合や、自らが検討していなかったことが発覚した場合」は不採択・交付決定取消
- AIの文案を本人が確認して使う流れが、この要件に照らしてどう見えるか
4. 誤解させる表現
- 「申請できる」「対象になる」「採択される」と受け取られる言い方を、指示で止めているつもりです。抜けがないか
5. 個人情報
- 氏名・番地・電話・マイナンバー・書類の画像は入れないよう案内し、入力されたら記録しない指示にしています
公式資料との照合(2026-10-26)
第4回の公募要領(第8版)・参考資料・様式集・申請時によくあるご質問 と照らし合わせて、ルールを作っています。
| 項目 | スキルでの扱い | 根拠 |
|---|---|---|
| 補助金の計算 | 様式3の経費明細表と同じ順で、区分のまとまりごとに切捨て | 様式集P.13・FAQ 4-9 |
| 広報費+ウェブだけ | 組み合わせなら申請できる。片方だけは不可 | FAQ 3-20・参考資料P.5 |
| 売上ゼロ(開始済み) | 「事務局FAQでは『対象となり得る』」と出典付きで伝え、判定せず窓口へ | FAQ 6-11・4-2 |
| 消費税の特例 | 資料間で食い違い。公募要領は「2割特例」、参考資料・様式5は「3割特例(予定含む)」。事務局に確認するよう案内し、税込・税抜の両方で試算 | 公募要領P.17・参考資料P.7・様式集P.15 |
| 対象期間 | 支援を受けた日と開業日の両方が 2025-12-15〜2026-12-15 | 公募要領P.7・参考資料P.7 |
出力のサンプル(架空の申請者)
テスト用の架空の事業者「A工房」との会話から、スキルが出した申請ノートの一部です(2026-10-27 のテスト時点)。[ ]は、どの答えから来たかの番号です。
骨組み:自社や自社の提供する商品・サービスの強みや弱み
- お客さんの声:「マーケットで買った人から『縫い目がきれいで、贈り物にした』と言われました」[2-1]
- 違うところ:「名入れを無料でやっている」[2-2]
- 作り方:「手縫いなので1日に3個しか作れない」(1日3個=本人の作業の実績)[2-2][2-2a]
- 生きている経験:【要記入:今の仕事に生きている経験(前職・資格・趣味など)】[2-3]
- 弱み:「写真が下手で、ネットだと良さが伝わらない」[2-4]
- 弱みへの対策:【要記入:弱みにどう手を打つか】[2-5]
文案:企業概要【下書き】
A工房は、架空市で、手縫いの革小物(名刺入れ・キーケース)を作っています。ハンドメイドのマーケットアプリで販売しています。お客さんは30〜40代の会社員で、父の日や昇進祝いの贈り物です。
きっかけは、前の会社で使っていた革の名刺入れが、10年使っても壊れなかったことです。自分でも作ってみたら、面白くて。
【要記入:誰の、どんな役に立ちたいか】
材料:[1-1][1-2][1-2a][1-3][1-4][1-4a][1-5]+本人の修正(「手作り」→「手縫い」)。本人は「これでいい」と答えたが、【要記入】が残っているため【確定】にしていない
「面白くて」で文が止まっているのは、本人が「それで始めた」とは言っていないため、つながりを足さない指示によるものです。
返してほしい形
短いメモで十分です。できれば次の3つに分けてもらえると助かります。
- このままだと危ない所(販売するなら変えるべき所)
- 実務の感覚とずれている所(窓口の運用、利用者がつまずきそうな所)
- 専門家に正式に確認したほうがよい所
いただいた意見は、さまつりが判断材料として使います。正式な法的助言として扱ったり、お名前を外に出したりはしません。